秘密の誘惑

焦り

「ねえ?ディーンさんと付き合うの?」


突然の日菜の言葉に萌はドキッとした。


「な、なんでそんな事聞くの?」


「だって、気になるじゃない?」


にっこり微笑む日菜。


もう12時を回っているのに待っていたのは絶対に聞きだそうとしている違いないと萌は思った。


「気にならなくていいのっ」


「ふ~ん なんかあったって顔してる♪」


はいはい、何年も結婚生活している人にはかないません。


心の中で呟く。


「もう寝る」


萌は目を輝かせている日菜の横を通り自分の部屋へ向かった。


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