秘密の誘惑
「桐島さん!」


絵美が萌をかばうように止める。



「だってみんながおかしいと思っているんだから聞いたっていいじゃない」



ハーフのアリサははっきりしないとすまない性格なのだ。


理由がしっかりしているのであればアリサ自身は納得するタイプだ。



「ねえ?藤田さん」


同期の男女がやってくる。



「それは・・・」



ディーンはあたしの成績に対しての評価だと言ってくれている。



だけど・・・どうして今更?と言われるに違いない。



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