秘密の誘惑
ディーンが困っている・・・。


あたしが辞めればいいんだ。


そう思った時、ディーンが言った。



『萌、あの時の勢いはどうした?異動話ではなかった時の落胆した時の気持ちは?全部忘れたのか?』



厳しい言葉だけど表情は優しい。


そうだよね・・・あたしはあの時やる気たっぷりだった。


誰よりもすぐれていると思っていた。


それなのに中傷されて傷ついて・・・あたしってなんて弱いんだろう・・・。


みんなから逃げるようにやめてもいいの?ううん みんなに認められたい。


ディーンの言葉に我に返った萌だった。



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