秘密の誘惑
「萌?お腹が空いただろう?食事に行こう」


空腹ではマイナスばかり考えてしまう。



ディーンは萌の頭に手を置いた。



今日は楽しみにしていたデートだった・・・。



すっかりデート気分ではなくなった。



「あたし、帰ります ディーンも明日から出張だし」


バッグに入ったままの航空チケットを思い出した。



萌はキョロキョロと頭を動かしバッグを探した。



バッグはドアの側に落ちていた。



急いでバッグを拾いに行くと中から航空チケットを取り出しディーンに手渡した。



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