秘密の誘惑
「・・・ごめんなさい」


これは実質、ディーンを振ったも同然だ。



「・・・分かった 萌、私が君を好きなのは変わらない 1年待とう 1年で君はみんなを認めさせるように努力をするんだ」



「1年待つ・・・?」


萌は緊張で掌が汗ばんできた。



ディーンの言っている1年待つって・・・?



「1年間は上司として君に接する だが1年が終わったら俺の言う通りにしてくれないか?」



「ディーンの言うとおりって?どうすればいいの?」


「俺がその時点で君が好きだったら結婚してもらう」


「はぁ?ディーン、何を言っているの?あたしたちまだ付き合ってもいないのにっ」



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