秘密の誘惑
「萌、愛している」


キスの合間に甘い言葉。



啄ばむような口づけからだんだんと深いキスに変わっていく。



キスがこんなに気持ち良いものだなんて知らなかった。



でもそれは愛する人、ディーンだからなんだとキスをかわしながらぼんやりと思っていた。



いつの間にかキスが終わっていてディーンが端整な顔に笑みを浮かべてあたし見ていた。



「明日、ニューヨークへ飛ぶ 帰国はまだ未定なんだ」



「えっ・・・?」



突然の重大発言に萌は目を見張った。



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