秘密の誘惑
あたし、なんかすごい事言っちゃった・・・?


顔が熱い。


きっと真っ赤になっちゃっている。



両頬に手を置いた時、強く抱きしめられた。



「私も早く萌を自分のものにしたい」



再び重なる甘い口付け。



その時、ベッドの上に置かれたスーツの上着に入っている携帯電話が鳴った。



「カーティスだろう」



迎えの車を頼んでいた。



明日からいないのだと思うと、とてつもなく寂しくなった。





別れ際、ディーンの「オヤスミ ハニー」にクスッと笑ってしまい、寂しい気持ちは少しだけ消えた。



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