秘密の誘惑
その姿にディーンは顔をしかめながら近づいてくる。



「萌、もう君は私のフィアンセなんだ そんなに硬くならないでくれ」



「あっ!」



笑みを返した時には、ディーンの腕の中に閉じ込められていた。



ディーンの唇が萌の唇に重なる。



情熱的なキスに萌は一人では立っていられなくなる。



ガクッと膝が折れるとディーンがその身体を抱き上げた。



抱き上げながら口づけを交わしていく。




トントン



軽いノックに萌は気づかず、我に返るとディーンが不機嫌そうにドアの方を見ていた。



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