秘密の誘惑

変わり行く世界

ディーンが着替えに行っている間、ソファーに落ち着かなく座っているとカーティスが3段のワゴンを押して昼食を運んできた。


木目のきれいなテーブルにクロスを引き、ランチョンマットを敷いていく。



「あ・・の・・・お手伝いします」



やる事もなくて、手伝おうとカーティスに近づいた。



「いいえ、萌様はお座りになっていて下さい」



やんわり言うと運んできた昼食を素晴らしい速さと、配置で置いていく。



それを見ていた萌は唖然として見ていた。



萌様・・??



それに敬語って・・・。



ディーンの秘書だった時は「萌さん」にカーティスの方が先輩なので、言葉は丁寧だったが命令口調だったのだ。



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