秘密の誘惑
萌をいたわり自分も眠ると言ったが、こんな時間に眠れるわけがなかった。


萌の寝顔を見つめながら愛しさがこみ上げて来る。


よく1年も待ったものだ。


1年の約束の間、どうにか萌に触れないようにするのが大変だった。



やっと自分のものに出来た喜びは大きい。



離れがたいがベッドに眠っている萌を置いて、ローブを羽織るとリビングへ行った。



それからしばらくノートパソコンを開き、仕事に集中した。



今の状態では新婚旅行もままならない。



大きな案件3件をクリアーにし、1ヶ月間位は萌と旅行へ出かけたいと思っていた。



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