秘密の誘惑
毎度の満員電車に揺られ、いつも会社に着く頃には疲れを覚えてしまう。
駅から会社まですぐなのが救いだ。
自社ビルの回転扉の前に来た時、高級外車がエントランスに横付けされたのが見えた。
こ、これって・・・
萌は慌てて回転扉の中へ入った。
あの車、支社長の?昨日送ってもらった車に似ている。
萌は柱の影に隠れて窓の外を見た。
やはり後部座席からディーンが姿を現した。
にこりともしない難しい顔をして近寄りがたい雰囲気。
颯爽と回転扉を押してビルの中へ入り、そこにいた秘書らしいメガネをかけた男性といかにも仕事が出来そうな女性と共に萌の隠れている柱の横を通って行った。
駅から会社まですぐなのが救いだ。
自社ビルの回転扉の前に来た時、高級外車がエントランスに横付けされたのが見えた。
こ、これって・・・
萌は慌てて回転扉の中へ入った。
あの車、支社長の?昨日送ってもらった車に似ている。
萌は柱の影に隠れて窓の外を見た。
やはり後部座席からディーンが姿を現した。
にこりともしない難しい顔をして近寄りがたい雰囲気。
颯爽と回転扉を押してビルの中へ入り、そこにいた秘書らしいメガネをかけた男性といかにも仕事が出来そうな女性と共に萌の隠れている柱の横を通って行った。