秘密の誘惑
「萌?水持ってきたよ?」


「・・・・・・ありがとう」



「薬はどこ?」



萌は机の上のバッグの中だと言った。



起き上がり薬とペットボトルを受け取る。



「今ね 千波くんに聞いたの ディーンさんは前妻の事を嫌っているみたいだって」



先ほど聞いた話を言ってみる。



「そんなのわからないよ?事実を隠す為かもしれないし・・・・・・」



萌の考えがネガティブな方向へどんどん進んでしまっている。



「本気で言ってるの!?ディーンさんを信じてあげないの?」



萌の言葉がショックだった日菜は声を荒げた。



「もうっ!なんか!萌らしくない!」



「あたしらしくない?」



日菜の剣幕に萌がポカンとしてみる。



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