秘密の誘惑
カーティスは言い過ぎたかと電話を切った後、渋い顔になった。



この方の世話で精一杯だというのに・・・・・・。



カーティスはソファーに座っているタマラを見た。



「今の彼女よね?」



会話を聞いていたらしい。



「貴方と言うお荷物がいるのに・・・・・・」



「あらずいぶんな言い方ね?」



「ディーンは遅いわね?まだ会社関係の方と話しているのかしら?」



「ディーン様は貴方と会う気はありません」


タマラに言うがカーティスが先ほどまでと様子が違う事に気づいた。


何か困った事が起きたようね?



「もう彼女がここへ来たのかしら?」



「貴方には関係ないと言ったはずです」



あてずっぽうに言ったのだがカーティスは驚いた顔をした。



ふふん、当たったってわけね。


タマラはほくそ笑んだ。


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