秘密の誘惑
タマラと萌を乗せたリムジンは走り始めた。
外は暗く、ニューヨークが初めての萌はどこを走っているのかまるっきりわからない。
これから会うことになる親族たちの事を考えると萌の顔は浮かない。
「そんなに緊張する事はないわ ディーンが向こうにいるんだから」
リムジンに備えられているシャンパンをタマラは飲んでいた。
萌も飲むかと、聞かれたがアルコールは避けた。
* * * * * *
重役会議から執務室に戻ってきたディーンは先ほどからの頭痛に顔をしかめる。
「たしか、カーティスの机に薬があったはず」
カーティスは夕食を用意しているのか見当たらず、ディーンはカーティスの机の前に行った。
机の上は電話とパソコンだけでカーティスのきれい好きが伺える。
一番上の引き出しを開け、頭痛薬を探す。
頭痛薬の箱の隣にエアラインのマークの入った封筒が目に入る。
小さくタイピングした文字はディーンが利用しているホテル名。
そしてその下に部屋番号1204号室 MS. MOE FUJITA の名前。
外は暗く、ニューヨークが初めての萌はどこを走っているのかまるっきりわからない。
これから会うことになる親族たちの事を考えると萌の顔は浮かない。
「そんなに緊張する事はないわ ディーンが向こうにいるんだから」
リムジンに備えられているシャンパンをタマラは飲んでいた。
萌も飲むかと、聞かれたがアルコールは避けた。
* * * * * *
重役会議から執務室に戻ってきたディーンは先ほどからの頭痛に顔をしかめる。
「たしか、カーティスの机に薬があったはず」
カーティスは夕食を用意しているのか見当たらず、ディーンはカーティスの机の前に行った。
机の上は電話とパソコンだけでカーティスのきれい好きが伺える。
一番上の引き出しを開け、頭痛薬を探す。
頭痛薬の箱の隣にエアラインのマークの入った封筒が目に入る。
小さくタイピングした文字はディーンが利用しているホテル名。
そしてその下に部屋番号1204号室 MS. MOE FUJITA の名前。