秘密の誘惑
「大丈夫か?」



「ディーン、あたし・・・・・っ!」



強烈な痛みに身体が丸まる。



「先生を呼んできます!」



看護師が慌てて出て行った。



額にうっすら汗が滲むのをディーンは真っ白いタオルで拭う。



「何も考えてはいけない 目覚めるにはまだ早かったんだ」



「あたし・・・どの位寝て・・・いたの?」



「発見されて1日ほどだ」



萌にとってまる1日眠っていたのは驚きだった。



ディーンの後ろにカーティスの姿を見て萌はすまなそうな顔になった。



どれだけディーンに迷惑かけてしまったのだろう・・・・・。



カーティスの表情は暗くみえた。



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