秘密の誘惑
やっぱり自分で脱ぐのか・・・残念だな 萌の足に指を這わせて脱がせたいと思ったのに。


ディーンが後を向くと衣擦れの音が聞こえた。


「も、もういいです」


萌はストッキングを急いで丸めてポケットに入れてから言った。



ディーンは振り返ると、萌の左足を持ち上げて腫れている左足首をそうっと触れた。



「腫れているな これでは痛かっただろう」


そう言うと何の予告もなしに萌の足をバケツに入れた。


「ひゃあっ!」


じんじんとした冷たさに萌は思わず声を上げた。


冷たすぎて足を出そうとした。


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