秘密の誘惑
その時は恭子の言う事はわけがわからなかったが、後になって彼がお嫁さんを募集していると聞いた。


一流の製薬会社の御曹司。


彼と結婚をすればまさしく玉の輿だ。


見た目も悪くないから彼女ぐらいいるのでは?


もしかして 先輩は須山さんを狙っているのかも。


* * * * * *



捻挫をしてからもう1週間経った。


ディーンからはまだ何も言ってこない。


デートしたいなんて全然思っていないじゃんっ。



そろそろ終業時間。


あすは土曜日、そして日曜日。


萌はのろのろと更衣室へ向かった。


< 84 / 404 >

この作品をシェア

pagetop