ルームメイト
「とにかく…今夜はもう遅いから寝ろ。
話は明日ゆっくりするから。
そんで明日には帰れよ?」

「イヤだ―――! 唯に会いたくて来たの!
その唯がいなきゃ来た意味ないもん」

「俺だって急に押し掛けられても困るんだよ!
今は興奮しててお互いまともに話せないから
明日の朝じっくり話そう…な?」

そう言うと唯は一泊分の着替えを持って俺の傍に来た。

「涼平、まじ悪いけど泊めて」

「ま、いいけどさ…」

由佳里さんは放心状態で泣いてるみたいだった。

< 138 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop