「ってもうこんな時間かよ」


聖也が慌てはじめる。


部室の時計に目をやると、5時を過ぎていた。

喋ってたら、いつの間にか時間が経っていた。




「やばい、みどり待たせてる!!」



ダッシュで部室を出る聖也。


どうやら彼女と一緒に帰るみたい。


いいなぁ、ラブラブな人は。




「じゃ、俺らも帰るか」


よっこいせ、とオッサンのように腰をあげたのは米倉。


「米倉、一緒帰ろー♪」


尚が米倉に笑いかけて、わたしも部室を出る。


「光大起きろよー」


すやすやと寝息をたてて熟睡中の光大。




…って、寝てたんかいっ

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