‐あおい‐
ドォォォォォォォン!!!
予想以上の大爆発に真希は腰を抜かす.
近くにいたガイレンピア達は炎上する廃車に飛び火を受け、次々と燃え盛ってゆく.
「あ゛ぁ・・・・・・ぁ」
次、また次とガイレンピアは膝をつき、倒れていく.
立ち上る炎、広がる火の粉にガイレンピアは鳴海姉妹に近づけなくなる.
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・・・・やった・・・!」
真希はある程度の成り行きに味をしめ、立ち上がり急いで美希のもとへとかけよる.
「ほら、いまのうちに逃げよう!」
「お姉ちゃんすごい・・・!」
炎をただじっと見つめる美希に真希は、ほら早く とだけ言い、美希の体を持ち上げた.