‐あおい‐
「・・・なに死んでんだよ!おい!」
怒鳴りつけるかのように叫び、兄の肩を激しく揺さぶる.
その目からは幾つもの涙の粒が溢れる.
必死に問いかけても、返事はかえってこない.
相原は残酷な虚無感を味わった.
顔を俯け、ただただ涙を流すばかりだった.
その時――――――――
兄のズボンのポケットから何かがヒラリと落ちる.
相原の近くをゆらゆら揺れて、やがて床へと辿り着いた.
「・・・・・・・・・写真・・・?」