‐あおい‐



後藤の赤黒い手が夏希の首もとへと伸びる


「きゃ・・・!」



そんな行動が瀬戸の心の内をかきむしる
何か、感情の奥底が暴れ出すような衝動にかられる




ガッと強く力を込められた後藤の手がどんどんと夏希の首を絞めてゆく



「・・・あっ・・・・・・かっ」

苦しそうな夏希の嗚咽に瀬戸の体が勝手に動きはじめる
< 159 / 429 >

この作品をシェア

pagetop