‐あおい‐



「失禁するぐらいが・・・・・・普通でしょう?」


震える声で山崎に問い掛ける真希
少し、間があってから山崎は答える.




「いいや.あんた強いよ.肝がすわってる」



相変わらずの無表情は、非常に打ち解けがたかった


真希は嫌な汗をかいたまま、山崎の腕を引っ張り、自分の体に引き寄せた


僅かな距離で目を合わせ、真希は静かに口を開いた



「お願い、助けて」
もう誰でもいい.頭がおかしくなるよ.

山崎は相変わらずの無表情を崩さない
絶対的な自信を誇りながら宣言した


「了解」
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