‐あおい‐




愛実は体を痙攣させ、素直に愛を受け取り昇天に達した



「気持ち良かったよぉ・・・」


「俺も・・・ありがとう」



同時に果てた二人は互いを見つめ合い、寂しさが二人を包み込んだ



宮地の目からはついに涙がこぼれ落ち、愛実の左頬を大きく濡らした



「好きだよっ!・・・・・・好きだよ!!・・・大好き・・・・・・」

震える声は喉元で引っかかり、うまく言葉にできない
悲しみにくれる表情だけが愛実に伝わる
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