‐あおい‐
「なんだよ!あんたら助けにきてくれたんじゃねーのか!?」
男は叫んだ.
が、相原たちには分からない点があった.
この男女の言っていることはわかる.
しかし、なぜ自衛隊でも警察官でもない人が生きているのか・・・全くわからなかった.
最近、ここに辿り着いたとしても、なんのために?何故?
そうこう三人が考えているうちに男は思いがけない行動にでた.
「撃つぞ・・・本気だ!銃をおろせ!」
両手で拳銃が握られている.その銃口は案の定、東堂へと向けられていた
震えた手で、必死な様子が窺えた.