‐あおい‐



視界が揺れ動き、景色が歪んでゆく

物があまりよく見えなくなり、色んな色が混ざり合い何が何なのかも判別がつかない


揺れと共に転げ、遠ざかってゆく夏希の姿.


もう声も聞こえなくなり、響くのは破壊的な雑音



『護らなきゃ』



好きな人をあんなに遠くに手放してしまった


彼女を護らなければならないんだ

例え自分が死んでも、夏希は生きて帰ってほしい
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