‐あおい‐
全身を奇妙に動かす巨大なそれが、いま、空からこちらを観察している.
なんて恐ろしい光景だろうか.
「やっぱり、・・・おかしいなここは。俺たちにどうしろってんだよ」
瀬戸は力なく跪くと、枯れた霞む地面をじっと見つめた.
「・・・・・・もう死ぬんだ」
ロイが密かに怪しい吐息を洩らす.
その表情はどこか笑ったようにみえる
「もうどうあがいてもダメなんだ!・・・ハハハ!!殺せよぉ!!ハハハハハハ!!」