‐あおい‐



「・・・・・・ぁハハハ・・・...」


ぼそりと吐息が漏れ、足元から微かな笑い声が聞こえた.


森田は反射的に目をやると、伸びる手は赤坂の青白い手だった.



「・・・・・・・・・・・・やった!殺せた、・・・なんて、思いましたか?」


赤坂はゆっくりと立ち上がると、膝についてもいない埃を手ではたく.

そして、不気味に森田に笑いかける.



「・・・・・・フハハ・・・・・・・・・・・・フハハハハ!


私を殺すことなんてできないんですよ!
なぜだか解りますか!?ねぇ、解りますか!?
フハハハハハハハハハハハ!!」
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