‐あおい‐



「僑介・・・・・・」



「なんだよ・・・?」




そこで中箕は少し間をあける.


「お前だけは、生き残れ」


そう吐くと、中箕は急かすように、焦るように、震える手つきでダイナマイトを大きなポケットからとりだした.


「お前・・・・・・・・・!」



「いいんだ、僑介.全ての原因は俺なんだから.」


「やめろ!」
< 363 / 429 >

この作品をシェア

pagetop