‐あおい‐
―――――――――いつもこうだ俺は
中村は困惑する.
前にいた学校でも、中村は『不良だ不良だ』と思われて、誰も関わってなんかくれなかった.
宮地のようにようやく一人、話しかけてきてくれた人も簡単に跳ね飛ばしてしまった.
普通の人と、どう接していいかわからない.
ただそれだけが邪魔をする.
中村は、はぁ・・・っとため息をつき、机に突っ伏し、ゆっくりと目を閉じた.
「・・・・・・・・・また俺は独り.」
涙声が教室に響いた