‐あおい‐
本当にもう生きている人なんていないのだろうか・・・・・・
「東堂・・・・・・さん.」
あまり思い出したくない名前が思い浮かぶ.
自分の行動は果たして正解だったのだろうか?
目上の人に対し、銃の引き金をひき、逃げるかのようにしてここまでやってきた.
自分の仕事は、この島の住人の人命救助.
それを優先すべく、勝手ながらの行動をとったんだ.
理由を作り上げ、自分の意見を正当化させた.
だが、生きて帰れたなら、もう自衛隊なんて辞めてしまおうと考えていた.
自分には重すぎる――――――
深く悩み考え抜いた結論だった.