3人の想い
「……おばさんが見張ってんだよ」
「おばさん?」
カンジ先輩が聞き返すと、リョウ先輩は頷いた。
「そ。俺がみのりに勉強教えてるとさ、いつもは夕食後なんてめったに下りてこないくせに、やたらと用事作って見にくるんだよね。
俺がみのりを部屋に連れ込まないか、見張ってるとしか思えない。
みのりは気づいてないみたいだけど、俺に対してはおばさん、すげえプレッシャーかけた視線を投げて来るんだよ。
『みのりになんかしたら、タダじゃおかないわよ』って感じでさ」
「…………」
一瞬の沈黙のあと、全員で爆笑してしまった。
リョウ先輩、可哀相……
監視付きなんだ、みのりちゃん。
でも、笑える。
「おばさん?」
カンジ先輩が聞き返すと、リョウ先輩は頷いた。
「そ。俺がみのりに勉強教えてるとさ、いつもは夕食後なんてめったに下りてこないくせに、やたらと用事作って見にくるんだよね。
俺がみのりを部屋に連れ込まないか、見張ってるとしか思えない。
みのりは気づいてないみたいだけど、俺に対してはおばさん、すげえプレッシャーかけた視線を投げて来るんだよ。
『みのりになんかしたら、タダじゃおかないわよ』って感じでさ」
「…………」
一瞬の沈黙のあと、全員で爆笑してしまった。
リョウ先輩、可哀相……
監視付きなんだ、みのりちゃん。
でも、笑える。