3人の想い
「別にいいじゃん……」


リョウ先輩ははぐらかそうとした。


えー、聞きたい!


「あのう、もしかして、リョウ先輩、年下好みなんですか?」


私は追及してみた。


すると、タカ先輩が突然吹き出した。


「プッ、そうそう、中学生にも手を出すリョウ君だからねえ」


「え?中学生?」


それは聞き捨てならない。


驚く私を見て、カンジ先輩がとりなした。


「いや、その話は、今度教えてあげるよ」


リョウ先輩は嫌そうな顔で言った。


「俺は説教して帰しただけだから。
真奈美、それだけ覚えといて」
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