3人の想い
この質問にも美雪先輩は口を濁した。


あれ?


美雪先輩、なんだか赤くなってる?


「あっ、もしかして、無理やり何かされたとか?」


私は思い切って聞いてみた。


「あほう!」


タカ先輩に額を小突かれてしまった。


いったーい……


思わず顔をしかめて額を押さえると、カンジ先輩が私を引き寄せてタカ先輩をにらんだ。


「タカ、手を出すのはよせよ」
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