3人の想い
美雪先輩は頷いた。
「ああ、そんなことあったわね。
真奈美や優衣は学部が同じこともあって、よく私の手伝いをしてくれたのよね」
私は慌てて顔の前で手を振った。
「いえ、私なんて全然。
美雪先輩みたいに手早くできなくて、面倒ばかりかけちゃって」
「そういうところは、カンジ君、ちゃんと見てたんじゃない」
「ええ、まあ。
でも俺、真奈美は健太の彼女だとばかり思ってたんですよ」
「ああ、仲いいものね」
「そうなんですよ。
だから、最初から真奈美のことは、無意識に恋愛対象にしないようにしてたところがあって」
「早とちりだったのね」
「ええ、で、その誤解を解いてくれたのが、みのりちゃんなんですよ」
「その、1度だけ会ったっていうときに?」
「ええ」
カンジ先輩は美雪先輩に頷き、続けた。
「ああ、そんなことあったわね。
真奈美や優衣は学部が同じこともあって、よく私の手伝いをしてくれたのよね」
私は慌てて顔の前で手を振った。
「いえ、私なんて全然。
美雪先輩みたいに手早くできなくて、面倒ばかりかけちゃって」
「そういうところは、カンジ君、ちゃんと見てたんじゃない」
「ええ、まあ。
でも俺、真奈美は健太の彼女だとばかり思ってたんですよ」
「ああ、仲いいものね」
「そうなんですよ。
だから、最初から真奈美のことは、無意識に恋愛対象にしないようにしてたところがあって」
「早とちりだったのね」
「ええ、で、その誤解を解いてくれたのが、みのりちゃんなんですよ」
「その、1度だけ会ったっていうときに?」
「ええ」
カンジ先輩は美雪先輩に頷き、続けた。