不良彼氏×天然彼女
ぽた…ぽた…
あれなんか冷たくない?
あたしは目を覚ました…
佑弥はまだ眠っている…
あ、雨だ…
起こさないと濡れちゃう。
あたしは、佑弥の肩を揺らした…
「佑弥、起きて。雨降ってきたよ。風邪引くよ?」
「ん、ぁあ。」
佑弥は少し眉間にシワを寄せてむくりと起きた。
そうして、あたしたちは屋上を後にした…
いったいさっきまでの天気はなんだったんだろうか。
―――そうして…放課後
あたしたちは授業に出てないため居残りで掃除になってしまった…
あたしはほうきをはいてるがもちろん佑弥は見てるだけ…
「少しは手伝ってよ…;」
「なんで俺様がやんなきゃいけねぇんだ。大体お前もやんなくていいんだよ…」
そういうもののあたしは掃除を続けた。
すると化粧のかなり濃い女の子達が入って来た…
「ねぇねぇ、佑弥君。あたしこの子…麗ちゃんだっけ?仲良くなりたいから少し貸して?」
「おめぇらぜってぇ手ぇださねぇか?」
「もちろんだよ。佑弥君に何されるかわかんないしね?じゃ、借りるね?」
あたしは一人の女の子に手を引かれて何処かに連れてかれた