タイムオーバー☆
日曜日の朝

今日はみんな本当に来るのかな〜

掃除機をかけて
整理整頓!


コーヒーを飲んでると
マユミさんからの電話…

『おはよう』

『おはようございます』

『今、下に着いたから出てきて』

『はーい行きます』

下に降りると
マユミさんは買い物袋いっぱいに材料を買い込んでた


「こっち持って」


「すごい量ですね。」


「あの人達は食べる目的で来るからね。
さっさと作るよ」


「はい」…(^^ゞ




部屋に着くと
早速、料理に取り掛かった

メニューは

ローストビーフ

ピザ

ほうれん草のサラダ


マユミさんは手際がよく
説明しながら
さっさと下拵えをした


「ナナミチャンはゆで卵を作って
ほうれん草を洗って」


「はーい」


「同居人は?」


「今日は彼女のとこだと思います」


「そっか〜会いたかったのに…」


「コウイチが家にいたら
北川さん達が大騒ぎしそうで恐いですよ(笑)」


「男と住んでることを知ってるのって
中条と私だけ?」



「男と住んでるって…
彼はただの同居人ですよ」

…(^-^; アハハ


「あっそ!そりゃ失礼
ほら手が止まってる

次これこねて」

「はーい」


ピザの生地をこねこねした



マユミさんの手際の圧倒されて
自分の不器用さにガックリきた…



「料理は愛情と経験やから
何でもいいから毎日作ってみたら〜

それに誰かの為に作る… これやな〜
やっぱ「美味しい」って言ってほしいもん♪」


「作ってあげる人がいないもん 」


「同居人がいるやん」



「ん………」



「アハハ

そんなに考えこむことじゃないよ!

親でも友達でも
誰でもいいやん」



「そうですね
頑張ってみます 」

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