タイムオーバー☆
家に帰るとわかってたけど
やっぱりコウイチはいなかった


彼の部屋に入ると細かい荷物は全部運びこんで
ベットと家電とミニテーブルがが残ってた






急に淋しさが襲ってきて


涙が・・・











ピンポーン




チャイムが鳴った



コウイチ?




急いで玄関を開けた








「カツヒロ」




コウイチの弟




「どしたん?」




「どしたん?ってタクヤくんこそ泣いてたん?」



「泣いてない!」



「どう見ても泣いてるやん(笑)」



「何?」



「兄ちゃんが家出るからタクヤくんの様子を見て来いって!」



「コウイチは優しいな~」



「そやな!
タクヤくんが急に1人になったら心配で

兄ちゃんさ~
タクヤくんは家族みたいな存在やからって言ってたよ」



「そう。嬉しい」



「飯食ってないやろ?」



「うん」



「一緒に食べようと思って弁当買ってきた」




「ありがとう。入って」







コウイチの優しさをぐっと噛みしめた

ありがと・・・o(TヘTo)





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