タイムオーバー☆
女心
次の朝
物音で目が覚めた。

リビングに行くと
コウイチが書類片手に
コーヒーを飲んでた

「おはよう」


「おはよう。
起こしてしもた?」


私は首を振った

「昨日遅かったね」


「おう!今月は忙しいねん」


「そっか… 」


「コーヒー飲む?」


「あっ!いただく」


コーヒーメーカーに
初めから2人分作っててくれたんだ

私なら自分の分しか作らないのに
そこがコウイチらしい!


昨日の落ち込んだことも
ほんのちょっと彼と言葉を交わしただけで
元気になった気がした



「じゃあ俺行くわ」


「いってらっしゃい」


「いってきます」


今一緒にいるこの人が
アイツだったとしたら
コウイチのような笑顔で
手を振ってくれるかな…


あっ…w(゚o゚)w

アイツを忘れるって
決めたばっかりなのに
駄目だこりゃ


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