記憶―愛してるのサイン―


布団の上には、お父さんの冷たい体。


神様は……残酷だ。

あたしから何もかもを奪って行くのだから。


「お…と…さん?ね…起きて…よ」


いくら体を動かしても起きる事のないお父さん。
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