記憶―愛してるのサイン―
《夢》


雨の降った寒い日。


自分の部屋に居るとリビングからお父さんの怒鳴り声がする。


何で怒鳴っているのか分からずリビングに行くとお父さんが電話で話してる相手に怒鳴っていた。


「今さら何なんだ!!ふざけんなよ!お前は佳奈を捨てたんだ!!」


捨てた――

その言葉で電話の相手が誰なのかが分かった。



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