白昼夢

白昼夢②

それでも、若かった未來は、5人の人からアドレスを聞かれた。

帰りぎわに1人の男性が未來が出て来るのを待っていた。

織田という男だった。

未來は織田と少し話をしたが、友人が待っていたため、あまり話はできなかった。

未來達は最初に席の前にいた、男2人と食事に行った。



アドレスは5人と交換した未來だったが、みんな印象が薄いし、パッとしなかったので、未來は織田とだけ連絡を取っていた。


織田も未來に頻繁に連絡をしてきたのである。


織田の家が神戸ということもあり、織田はデートに神戸に誘った。

織田は背も高く顔もそこそこ男前で、未來もデートが楽しみだった。



織田は神戸にある、異人館に未來を連れてきた。


織田は未來に、

『未來ちゃんの部屋って広さどれぐらい??』


『未來ちゃんの家は何部屋ぐらいあるの??』


『うちは最近マンション買ったんだ。』


『未來ちゃんのお父さんは仕事何してるの??』


いくら、お見合いパーティーで知り合って、結婚前提と言ってもいい関係だが、最初からウンザリする質問ばかりである。
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