【詩集】私の言葉、私のカケラ
黒猫
黒猫はまるで
誰かを待っているみたいだった
一向に姿を見せない待ち人に
黒猫はきっと分かってる
己の黒さに
それを嫌う人間の存在に
もう二度と待ち人が
己を迎えに来てくれないことに
誰かを待っているみたいだった
一向に姿を見せない待ち人に
黒猫はきっと分かってる
己の黒さに
それを嫌う人間の存在に
もう二度と待ち人が
己を迎えに来てくれないことに