【詩集】私の言葉、私のカケラ
気付かぬ温もり
「どうすれば……っ」

確かな答えもない

それが人生なのに

僕は確かな答えを求めた

どうすれば、

どうすれば……

失いたくなくて

この小さな手の隙間から

何一つ、零したくない

孤独に怯えるだけで

僕は下ばかり見ていた

前を見れば

気付いてなかっただけで

人の温もりがあったのに
< 87 / 358 >

この作品をシェア

pagetop