不思議の国 アリスの世界
3.女王様
―一年後
「ジン、お茶」
「畏まりました」
―パチン
「レモンティーでございます」
「・・・レモン?」
「っあ」
「っあ、じゃないわよ!私に一年も付いてて私の好き嫌いもわからないの!?」
「も、申し訳ございません」
―ガシャン
私はレモンティーを床に投げつけた。
「出てって!レンを呼びなさい」
「でも・・・」
「命令よ。レンを呼びなさい!」
「か、畏まりました」