あなたじゃなきゃダメ...

布団が恋しいと思いながらも

ベッドから出て用意をして

つぐを待つ。

もうすぐ着くと連絡が入り

お土産を持って下に降りる。

お土産だけ渡して帰るつもりだったけど

「ななから渡しや」

そう言われつぐの家に行く事になった。

つぐにも忘年会の話をした。

つぐは私が不倫している事など知らない。

知ったら反対されるの分かっていたし

一度でも愛した女が不倫をしていると

知ったらつぐはどんな手を使ってでも

私からたろうを引き離す。

つぐの性格を知った上で

言わない事に決めた。

知らないほうがいい事もある。

本音を言えば、まだたろうから

離れられないのだけど…
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