あなたじゃなきゃダメ...

つぐの家に着くと

いい匂いがしてきた。

ぱぱとままにお土産を渡す。

「ななちゃんありがとう

忘年会どやった?

寒いからスリッパ履いて

リビングおいで」

私はスリッパを履いて

食卓机に座る。

私がいつも座っていた席に。

そしてみんなで夜ご飯を食べた。

つぐの家族はいつまでも

私に温かい。

たまに罪悪感を感じる。

温かい家庭の中にいると…
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