あなたじゃなきゃダメ...

みんな優しくてたくさん笑った。

子供たちの寝る時間が

近づいていたので

私たちもお礼を言って

つぐの家に戻った。

リビングでつぐままと

少し喋ってつぐの部屋に行った。

そして順番にお風呂に入り

眠りについた。

この寂しさはたろうじゃないと

埋められないと改めて気付いた。

つぐじゃダメなんだ。

余計寂しさが増すだけ。



つぐ...

付き合ってる時間と同じくらい

別れてからも会っていたね。

あなたはいつも真っ直ぐだった。

かっこよくて優しくて

大きい心でいつも包んでくれた。

笑わせるのが大好きで

2人でしょーもない事をしては

笑い合っていたね。

あなたに彼女ができて

会わなくなった数ヵ月後に

結婚してパパになると報告を受けた時は

心の底から嬉しかった。

私じゃ叶えてあげられなかったけど

あなたの夢が叶ってすごく嬉しい。

今では2児のパパだね。

笑顔の絶えない家庭が目に浮かぶよ。

いつまでも幸せでいてね。

< 130 / 359 >

この作品をシェア

pagetop