あなたじゃなきゃダメ...

「たろう…

早くいれてっ…」

私は声にならない声でお願いした。

たろうは私を見下し

冷たい言葉を発してじらしてくる。

最高潮に達して息を荒げる。

そしてやっと一つになれた。

たろうは私の感じる部分を

知り尽くしているかのように

腰を動かす。


私は酔いしれていた。

たろうに溺れていた。

心が寂しいと感じていても

体がたろうを覚えていた。

頭ではダメだと思っていても

体はたろうを欲しがる。


「イキそうや…

中に出すで」

たろうの熱いものが

私の中に入ってきた。
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