あなたじゃなきゃダメ...
「たろうご飯できたで」
たろうの前に料理を並べた。
と言ってもさっき食べた残り物を
少しアレンジしただけだ。
「いただきま~す」
たろうは残り物でも
文句を言わず食べてくれた。
食べ終わるとケーキも少しつっついた。
そしてみんなで色んな話をした。
「初めてたろうちゃんに会った時
ななとたろうちゃんは
まだ関係持ってなかったけど
たろうちゃんは絶対ななの事
好きだと思った」
はるが言った。
「はる、あん時俺にななの事
めっちゃオススメしてたもんな」
たろうははるに言った。
「ちょっと待って!
ななそんなん知らんで」
私が間に入った。
「だってなな途中で
抜けたやん」
たろうに言われた。